304人の死者・行方不明者を出した韓国旅客船セウォル号の沈没事故で、韓国警察は22日、セ号を運航する「清海鎮海運」の実質的オーナー、兪炳彦(ユビョンオン)容疑者(73)の遺体が韓国南部の全羅南道順天で発見されたと発表した。
検察は、事件の全容解明のカギを握る中心人物とみて捜索していたが、刑事責任を追及する道を断たれたことになる。
◆腐敗ひどく
順天署によると、兪氏とみられる遺体は6月12日、順天の梅畑で発見された。
腐敗がひどく白骨化が進んでいた。大腿(だいたい)骨のDNA鑑定を進め、兪氏と判明したのは7月21日夜だった。指紋の照合も難航し、本人のものと一致したと判明したのは7月22日未明だった。
遺体には外傷は見あたらず、警察は毒劇物を飲んだ形跡がないか調べている。遺体のそばには、焼酎とマッコリの空き容器があった。
◆中心人物
捜査関係者によると、兪氏一族には「清海鎮海運」や系列会社から不透明な金が流れており、セ号は、貨物の過積載を常態化させて利益を上げていた。捜査当
局は、兪氏が同社を私物化したため財務状況が悪化し、安全管理がおろそかになり、今年4月の事故につながったとみている。
検察は5月16日、兪氏の逮捕状を請求。裁判所は逮捕前の本人尋問のため5月20日に出頭要請したが、姿を見せなかった。検察は5月22日、横領、脱税、背任容疑で逮捕状を取り、全国に指名手配していた。タオバオ代行
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